不況耐性の確認⑥:バリューゴルフ(3931)

不況耐性シリーズの続きです。

参考記事:
2018.3.31 不況耐性
2018.4.7 業種と不況耐性
2018.4.14 不況耐性の分析方法①:前回不況時の業績を確認する
2018.4.21 不況耐性の分析方法②:不況に強い特性(BtoC、低価格、買い続けなければならない商品)に該当するか

バリューゴルフ(3931)は既に売却済みの銘柄ですが、良い事例なので不況耐性を分析してみようと思います。

前回不況時の業績

まずは過去記事「不況耐性の分析方法①:前回不況時の業績を確認する」に沿って前回不況時の業績を確認してみましょう。

バリューゴルフの業績推移(2011~2018)

バリューゴルフは2016年上場なので、リーマンショックのあった2008年前後のデータがありません。
よって、この方法では不況耐性はわかりません。

不況に強い特性に該当するか

次に、過去記事「不況耐性の分析方法②:不況に強い特性(BtoC、低価格、買い続けなければならない商品)に該当するか」に沿って分析していきます。
ここで分析するのは、バリューゴルフの収益の大半を占めるゴルフ事業についてです。

バリューゴルフの部門別売上(2018年1月期)

広告メディア制作事業、メディカル事業については、収益にあまり貢献していないので分析の対象から外します。

BtoC

ゴルフ事業の主な顧客は一般のゴルフプレイヤーなので、BtoCビジネスと言えそうです。
厳密に言えば、ASPサービス、広告・プロモーションサービスはゴルフ場が顧客となるBtoBビジネスですが、ゴルフ場の売上は一般のゴルフプレイヤーが支えているので、BtoCビジネスと捉えていいでしょう。

低価格

ゴルフは1プレー数千円なので、低価格と言えそうです。
よって、ゴルフ場に関連するASPサービス、広告・プロモーションサービスは大丈夫そうです。
一方、ECサービスについては、ゴルフクラブは一本数万円するものもあるので、不況時には売上は減りそうです。

買い続けなければならない商品

買い続けなければならないというわけではありませんが、ゴルフ愛好家にとっては、多少給料を削られてもプレー回数は減らしたくないでしょう。
むしろ、新しいギアを買うのを我慢して、プレー回数だけは確保する、という方向になると思います。
よって、ASPサービス、広告・プロモーションサービスは安泰、ECサービスは苦戦、と言った感じになりそうです。

不況による業績へのインパクト

ASPサービス、広告・プロモーションサービスは不況耐性高め、ECサービスは不況耐性低めといった印象です。
ECサービスを担う子会社の㈱ジープは、ゴルフ事業の売上の7割を占めています。

ゴルフ事業のサービス別売上 (2018年1月期)

ECサービスの比重が高いため、不況時にはそれなりに業績に影響を受けるでしょう。

ゴルフダイジェスト・オンラインのリテールビジネス(ゴルフ用品のネット販売を行う)の売上推移を見てみると、世間の不況からワンテンポ遅れて、2011年頃に業績が悪化しています。

ゴルフダイジェスト・オンライン リテールビジネスの業績推移(2007~2011)

※2011年のセグメント別の営業利益は非公表

よって、バリューゴルフの不況耐性はあまり高いとは言えません。

まとめ

ゴルフ用品の販売は不況の影響をそこそこ受けるので、ECサービスの比重が大きいバリューゴルフの不況耐性は、あまり高くないでしょう。

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