ピクスタ2018/12-1Q 順調

5月14日にピクスタの2018年12月期第1四半期決算発表がありました。
既存事業、新規事業ともに成長しており、順調そのものです。

決算の概要

2018年12月期第1四半期結果

売上 経常利益
2018年1Q(百万円) 614 30
2017年1Q(百万円) 513 13
前年比 +20% +131%

業績予想に対する進捗率

売上 経常利益
2018年1Q(百万円) 614 30
業績予想(百万円) 2594 88
進捗率 24% 34%

売上は前年比+20%となりました。
今四半期から、国内PIXTAの売上を発表してくれているので、見てみましょう。

国内PIXTA事業売上推移
16-1Q 2Q 3Q 4Q 17-1Q 2Q 3Q 4Q 18-1Q
PIXTA売上(百万円) 436 415 436 465 509 479 496 534 560
 前年比 +36% +27% +27% +18% +17% +15% +14% +15% +10%

成長率は少し落ち着いてきているようです。

KPIは順調です。

17-2Q 17-3Q 17-4Q 18-1Q
素材点数(万点) 2,540 2,780 2,990 3,185
 前年比 +41% +41% +39% +36%

月間購入者数及び平均月間購入額については、これまで単品販売の数字を公表してきましたが、今四半期から単品・定額を区別せず、全体の購入者数と平均月間購入額を表示する形式に変更しています。

17-2Q 17-3Q 17-4Q 18-1Q
PIXTA月間購入者数(人) 51,547 53,330 62,539 58,641
 前年比 +10% +10% +13% +12%
平均月間購入額(円) 9,319 9,306 8,543 9,563

事業の比重が単品から定額制にシフトしているところなので、こちらの形式の方がわかりやすいですね。
購入者数が安定して増えていることがわかります。

新規事業(海外PIXTA、fotowa、snapmart)の売上は公表していませんが、全社売り上げから国内PIXTAの売上をマイナスすれば、把握できます。

新規事業売上推移
17-1Q 2Q 3Q 4Q 18-1Q
新規事業売上(百万円) 3 50 49 109 54

かなりのスピードで成長してきていますね。
fotowaはハイシーズンを過ぎて少し減速気味です。

fotowaの状況 出所:2018年12月期第1四半期決算説明資料p9

fotowaの状況 出所:2018年12月期第1四半期決算説明資料p9

会社計画の年間15,000件は少し苦しいかもしれませんが、数年後にデカい事業になってくれれば問題ないでしょう。

投資判断

株価はボラティリティが激しいです。

ピクスタ(3416)の株価チャート 出所:株探

昨日の終値は1750円。
先行投資中なので、バリュエーションが難しいところです。
ざっくり考えると、国内PIXTAやfotowaの成長性を考えれば、10年後くらいには経常利益10億円程度は行けるんじゃないでしょうか。
それに対して時価総額40億円なので、割安かなと思います。
継続保有です。

ちなみに、5月25日にfotowaが私の住む北海道に進出するとの発表がありました!
株主としては是非、fotowaで息子の七五三を撮りたいですね。

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コメント

  1. たな より:

    はじめまして
    いつも参考にさせてもらっています。

    記入ミスだと思いますが
    国内PIXTA事業の数値がずれいているようです。
    2018-1Qの数値は2017-4Qの数値のようです。

    実際の新規事業の売上は、残念ながらまだこれからといった感じみたいで
    今後に期待ですね

    • たかを より:

      たなさん

      ご指摘ありがとうございます。
      当該の表の数値を修正しました。

      おっしゃるとおり、新規事業が収益に貢献するのはまだまだこれからですね。
      ただ、こういったネットビジネスは損益分岐点を超えると爆発的に利益が増えるので、それまで辛抱強く待てれば大きな利益を手にできるだろうと期待しています。