11月12日にピクスタ(3416)の2018年12月期第3四半期決算発表がありました。
順調な決算です。
決算の概要
2018年12月期第1~3四半期累計
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2018年1~3Q(百万円) | 1,807 | 74 |
2017年1~3Q(百万円) | 1,588 | -11 |
前年比 | +14% | ー |
2018年12月期第3四半期のみ
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2018年3Q(百万円) | 605 | 12 |
2017年3Q(百万円) | 546 | -7 |
前年比 | +11% | ー |
業績予想に対する進捗率
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2018年1~3Q(百万円) | 1,807 | 74 |
業績予想(百万円) | 2,594 | 88 |
進捗率 | 70% | 84% |
3Qのみで前年比+11%の増収となりました。
サービス別の売上を見てみましょう。
17-4Q | 18-1Q | 2Q | 3Q | |
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PIXTA売上(百万円) | 534 | 560 | 540 | 552 |
前年比 | +15% | +10% | +13% | +11% |
新規事業売上(百万円) | 109 | 54 | 46 | 52 |
前年比 | -8% | +6% |
3Qは既存事業の国内PIXTAが+11%でした。
新規事業は+6%でした。
増収率がいまいちなのは、おそらく韓国Topic社の既存事業縮小によるものです。
昨期4QもTopic社で臨時収入があったので、本格的な成長が数字として出てくるのは来期からだと予想されます。
KPIも順調です。
17-4Q | 18-1Q | 2Q | 3Q | |
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PIXTA月間購入者数(人) | 62,539 | 58,461 | 57,642 | 58,140 |
前年比 | +13% | +12% | +12% | +9% |
平均月間購入額(円) | 8,543 | 9,563 | 9,380 | 9,505 |
fotowa予約件数 | 2,219 | 1,119 | 1,352 | 2,478 |
前年比 | +358% | +174% | +95% | +60% |
fotowaは七五三需要のある3Q、4Qが勝負なのですが、思ったほど伸びませんでした。
会社発表では「猛暑、台風、地震の影響」とエクスキューズされていますが、今期の会社目標である撮影件数15000件の達成は難しそうですね。
長期投資家的には今期の目標を達成できるかどうかというのは大して重要ではなく、数年後にでかい事業になってくれれば良いです。
焦らず成長させていって欲しいと思います。
10月4日時点で47都道府県でサービスが開始しており、着々と手は打っていると思います。
海外PIXTAも順調そうですが、具体的な数字は出てきておらず、規模としてもまだ全社売上に影響を与えるほどの大きさにはなっていないので、まだまだこれから、といった感じです。
投資判断
期待と不安が交錯する投資家心理を反映してか、株価はボラティリティが大きいですが、結局のところ前回決算とさほど変わらない水準になっています。
将来性を考えれば割安だと思います。
継続保有です。