エムケイシステム2017/03決算 順調

5月9日に保有銘柄のエムケイシステムの決算がありました。
順調な内容でした。

決算及び来期予想の概要

2017年3月期第1~4四半期累計

売上 経常利益
2017年(百万円) 1600 413
2016年(百万円) 988 317
前年比 +62% +30%

※前年同期は単体、今期は連結(非支配持分あり)なので、単純比較はできないことに注意。

主力の社労夢事業が好調だったこと、買収したビジネスネットコーポレーションのCuBe事業の貢献(10月から連結決算開始)から、+30%の増益となりました。

2017年3月期第4四半期単独

売上 経常利益
2017年4Q(百万円) 602 183
2016年4Q(百万円) 295 104
前年比 +104% 76%

※前年同期は単体、今期は連結(非支配持分あり)なので、単純比較はできないことに注意

CuBe事業は第4四半期偏重になりがちなこともあって、大幅な増収増益となりました。

業績予想に対する進捗率

売上 経常利益
2017年(百万円) 1600 413
業績予想(百万円) 1569 377
進捗率 102% 110%

市場では未達が懸念されていましたが、第4四半期偏重のCuBe事業の貢献もあって、会社予想を上回る業績となりました。

2018年3月期業績予想

売上 経常利益
2018年(百万円) 2015 455
2017年(百万円) 1600 413
前年比 +26% +10%

来期は+10%の増益と、若干弱気な印象です。
採用、サービス体制の強化によるコスト増が理由として挙げられています。
ビジネスネットコーポレーションの買収により発生したのれんの償却が通期でかかってくることも影響するでしょう。
長期的には+20%程度の成長率があると見ています。

申し分ない決算でしたね。
主力のASPサービスは順調に契約のストックが積上がっています。

MKsystem-ASP(2016~2017)

来期以降は一般企業の契約をどれだけ獲得できるかが注目どころです。
5月23日に公表された決算説明資料を見ると、主力事業である社労夢事業の2017年3月末の導入顧客数は、社労士事務所が2020、労働保険事務組合が1210に対し、一般企業はわずか66社となっています。
この状況を打開するため、シナジー効果を期待して、昨年10月に一般企業を顧客とする業務支援ソフトを扱っているビジネスネットコーポレーションを買収したのでした。
まずはビジネスネットコーポレーションの顧客企業に対し、社労夢の導入を提案していくことが期待されますが、決算説明資料を見ると、すでに具体的案件が数社進捗中とのことです。
頑張ってもらいたいですね。

MKsystem-chart(201702~201705)

株価は3Q決算が悲観されて下げ、4月の北朝鮮相場で一時1490円という安値を付けましたが、その後は全体相場の反動に乗ってかなり戻しました。
決算翌日はかなり上げましたが、その後は上下を繰り返しています。

昨日の終値は1835円、予想PERは17.0倍、まずまず割安ですね。
継続保有です。

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