ポートフォリオ運用報告(2020年4月末)

1.運用結果

※通算はブログ開始(2016年11月12日)以来のリターン
現在値 ブログ開始時 通算 月次 年次
長男 1,527,083 1,091,605 39.9% 2.9% -40.8%
日経平均 20,281 17,375 16.7% 4.6% -14.9%
ジャスダック 145 114 27.7% 7.3% -16.7%

2.長男のポートフォリオ

銘柄 株数 購入単価 現在値 評価額 損益率 先月比
アートスパーク 500 757 512 256,000 -32% 9%
アズーム 100 2,672 2,240 224,000 -16% 19%
パピレス 200 1,881 2,081 416,200 11%
MCJ 200 697 718 143,600 3%
IODATA 200 956 920 184,000 -4%
ライドオン 100 1,568 1,500 150,000 -4%
ビーグリー 100 1,412 1,532 153,200 8%
現金 83
合計 1527,083

3.売買・配当履歴

売却

 銘柄 株数 購入単価 売却単価 損益 損益率 購入日 売却日
クックビズ 200 1,490 783.5 -70,700 -47% 2018.11.16
2018.12.26
2020.4.6
PCデポ 700 402 362 -28,000 -10% 2018.5.7 2020.4.6
リンクバル 200 252 173 -15,700 -31% 2016.12.29 2020.4.6
ピクスタ 300 1,424 981.3 -88,600 -31% 2016.12.28 2020.4.7
ネットマーケティング 300 982 633 -104,700 -36% 2020.1.31 2020.4.16

購入

銘柄 株数 購入単価 購入日
パピレス 100 1,800 2020.4.16
パピレス 100 1,960 2020.4.27
ビーグリー 100 1,410 2020.4.27
ライドオン 100 1,566 2020.4.27
IODATA 200 955 2020.4.27
MCJ 200 696 2020.4.27

配当

なし

4.父のコメント

COVID-19の感染者数は全世界で300万人を突破。特に米国が酷く、100万人を超える感染者が出ました。
しかし、感染拡大が早かったイタリアやスペインを先駆けとして、3月は世界各地で感染者数の増加ペースが鈍化し、ロックダウン(都市封鎖)解除に向けた動きが各国で出始めています。
日本は他国から遅れた経過を辿っており、7日に7都府県で緊急事態宣言が発出され、次いで16日に対象範囲が全国に拡大されました。期間は5月6日まででしたが、感染者の拡大は収まらず延長されそうです。

相場は特に新興市場を中心に好調です。
市場は既に「コロナ後」を見据えて投資先を物色しているようです。
私はこの相場の動きに大きな違和感を覚えています。
ファンダメンタルズに関係なく何でもかんでも上げているように見えます。
コロナによって業績に大きなダメージを受けるであろう銘柄でも値ごろ感から買われていたり、逆にコロナで業績に追い風を受ける企業であっても既にかなり割高な銘柄がさらに上げたり・・・ちょっとついて行けません。

市場はコロナの影響を甘く見すぎだと思います。
1~3月期の決算発表シーズンを迎えていますが、ここは何とか乗り切れるかもしれません。
日本でコロナの影響が出始めたのは3月からでしたからね。
しかし、7~8月の決算発表からはヤバそうですね。
4~6月はコロナの影響がもろに出るし、さらにはコロナが引き起こす不況の影響も業績に出てくるでしょう。
これらの影響を免れることのできる銘柄が果たして市場にどれだけあるのでしょうか?
今までは底値で拾うことができれば何でもかんでもリバウンドがとれた相場ですが、これからは「本物」と「偽物」が峻別される過酷な相場になると踏んでいます。

そんな考えでもって、ポートフォリオの大幅な整理を行いました。
まず、3月末に「売ろうとは私は思いません」と大見得を切ったのに、方針転換をした理由を説明しましょう。
端的に言うと、想定していたシナリオと違ったからです。

私の暴落対策は「不況耐性の強い銘柄を保有する」というものです。
この方法だと、フルインベストメントを維持するので暴落はモロに食らいますが、不況期であっても業績をグングン伸ばすような企業であれば、仮に暴落に連れ安したとしても市場が業績を評価し、やがて株価は元に戻ってくるだろう、という想定でした。

しかし、COVID-19は金融危機が引き起こすような不況とは異なり、人の移動を直接的に制限するものだったので、従来の不況では影響を受けないような企業の業績にも容赦なく被害をもたらします。
ポートフォリオの中でも不況耐性が強いと見ていたクックビズ、PCデポから真っ先にやられてしまいました。
それでもコロナの脅威が去ればやがて業績は元に戻るだろう、という見方で当初は保有を継続するつもりだったのですが、冷静になって考えて見ると「想定していたシナリオと違う」ことに気づきました。

「業績が伸びているから保有継続」という想定が「業績が元に戻るのを期待して保有継続」という方針にすり替わってしまっていたのです。
それは違うだろうよ、と。
ワクチンが開発されるまでの1年か2年の間、悪化し続ける決算を見続けて、「それでもいずれ元に戻る」と言い聞かせて保有を継続できるか?
しかもコロナ後には人々の行動様式が大きく変化して社会の形も大きく変化していることでしょう。
コロナ前に通用していたビジネスモデルがコロナ後も通用するとは思えません
そもそも想定していたシナリオと違う事態が起きているのだから、ここはあっさりと負けを認めて、新たな投資方針で臨むべきでしょう。

で、新たな銘柄選択基準として、「コロナで追い風を受ける企業に投資する」ということにしました。
今までの「不況耐性」が「コロナ耐性」に変わっただけです。
COVID-19の影響による経済活動停止下でも関係なく業績を伸ばすような企業に投資していれば、いずれ株価は業績を反映して上がるだろう、という方針です。
業績を拠り所にするという方針は何ら変えません。

というわけで、まずは保有銘柄を選別するところから始めました。
まず、コロナの影響を真っ先に受ける外食・小売関係のクックビズ、PCデポを売却(しかし今思うとPCデポはテレワークやオンライン教育の需要を取り込みそうなので売却の判断は誤りだった)。
リンクバルはコロナ以前から売却の予定でしたが、これも業績が反転する見込みは薄いのでついでに売却。
ピクスタ、ネットマーケティングは、米twitterやFacebookの発表などからネット広告業界への悪影響が既に出始めているようなので、これも売却。

アズームは保有継続。これはコロナ全く影響ないでしょう。決算も良かったです。
アートスパークは保有継続。UI/UXは自動車関連なので大幅な赤字を出すでしょうが、クリエイターサポートは堅調なので、これは例外的にコロナ後を見据えて楽しみに塩漬けできるかなと思います。

で、新たに買った銘柄。
3641パピレス。電子書籍、主に漫画を提供。巣ごもり銘柄ど真ん中です。3658イーブックの決算発表を見て需要が大きいことを確認後、もう1単元買い増ししました。
3981ビーグリー。これも電子書籍。
6082ライドオンエクスプレス。デリバリー「銀のさら」「釜寅」。巣ごもり需要。私も注文してみましたが中々クオリティが高いです。
6916アイ・オー・データ機器。PC周辺機器。
6670MCJ。ノートPCのマウスコンピュータ、欧州の液晶モニタメーカーiiyama。
ITビジネス情報サイトのBCNによれば、テレワーク需要によりノートPCや液晶モニタがバカ売れしているそうです。

ちなみに、これらの銘柄は数か月~1年程度の短期保有のつもりでいます。
本来の私の投資方針は5年以上の長期保有ですが、残念ながら四季報を何度読み返しても以下の3要素を満たす銘柄はアズームしか見つかりませんでした(今思えばPCデポも当てはまるが・・・)。

  1. 競争優位性がある。
  2. コロナの影響を受けない、もしくはコロナでプラスの影響を受ける。
  3. 割安である。

コロナの影響を受けない企業は数少ないですが、割高か、長期保有に値するだけの競争優位性を見出せない銘柄のどちらかです。
しかしキャッシュポジションを持つという選択肢は私にはありません。
そこで、1番を妥協して銘柄選択することとしました。
競争優位性を問わなければ、割安で今後業績が大きく伸びそうな銘柄は上記のように何個か見つかりました。
ただ、長期で保有したいと思えるだけの競争優位性を見出せないので、市場がコロナによる業績へのプラスインパクトを認識したと判断できたら売却しようと考えています。
それまでに、私の本来の銘柄選択基準に合致するような企業を探し出したいと思います。

札幌では休校がもう2か月間になり、5歳の長男も幼稚園に行けずにいます。
子供たちの相手もしなければならず、空いた時間で新規銘柄の探索をするのがやっとで、中々ブログ更新の時間が取れません。
教育資金の運用記録を付けるという目的で始めたこのブログですので、何とか月イチの運用報告だけは欠かさないようにします。
このコロナ自粛下で長男も中々ストレスが溜まっているようですが、この春自転車に乗れるようになりました。
次男もハイハイ、つかまり立ちができるようになりました。
逆風の中でも子供たちは力強く前進しています。
このところ嫌なことが続いていますが、彼らに勇気をもらい、自分を奮い立たせることができています。

5.次男のポートフォリオ

銘柄 株数 購入単価 現在値 評価額 損益率 先月比
アズーム 100 3,100 2,240 224,000 -28% 19%
パピレス 100 1,800 2,081 208,100 16%
IODATA 200 943 920 184,000 -2%
現金 9,401
合計 625,501

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