ポートフォリオ運用報告(2018年12月末)

1.運用結果

※通算はブログ開始(2016年11月12日)以来のリターン
現在値 ブログ開始時 通算 月次 年次
息子 1,956,205 1,091,605 79.2% -0.7% 25.0%
日経平均 20,015 17,375 15.2% -10.5% -12.1%
ジャスダック 137 114 20.1% -12.7% -22.0%

2.ポートフォリオ

銘柄 株数 購入単価 現在値 評価額 損益率 先月比
MKシステム 400 646 429 171,600 -14% -18%
クックビズ 200 1,490 1,488 297,600 0% -9%
ピクスタ 300 1,424 1,753 525,900 23% -7%
リンクバル 200 252 1,281 256,200 409% -11%
アートスパーク 500 757 770 385,000 2%
現金 319,905
合計 1,956,205

3.売買・配当履歴

売却

 銘柄 株数 購入単価 売却単価 損益 損益率 購入日 売却日 年換算
リンクバル 400 252 1,670 567,400 +564% 2016.12.29 2018.12.12 +164%

購入

銘柄 株数 購入単価 購入日
クックビズ 100 1,400 2018.12.26
アートスパーク 500 757 2018.12.26

配当

なし

4.父のコメント

いや~下げましたね。
日経平均は-10.5%となっています。
市場の予想に反してFRBが利上げを続行し逆イールド寸前まで行ったこと、12月初めにファーウェイ副会長が逮捕されるなど米中関係がギスギスしてきて貿易戦争の見通しが悪くなったことなどから、投資家の間で景気減速懸念が強まり、クリスマスにかけて世界同時株安となりました。

ジャスダックも-12.7%となっています。
息子のポートフォリオも全銘柄が下落したものの、-0.7%と健闘しました。
たまたま月半ばにリンクバルを1,670円という高値で一部売却し、26日のNISA枠解禁に向けて現金のまま置いていたため、結果的に40%程度のキャッシュポジションを持って暴落を迎えることになりました。
まあ、ラッキーでしたね。

26日に、2019年のジュニアNISA枠でクックビズを買い増しし、新たにアートスパークホールディングスという銘柄をポートフォリオに加えました。
※参考記事:2018.12.29 アートSHD(3663)を購入
アートSHDは爆発力を秘めた銘柄だと思っており、ピクスタと並ぶ有望株だと思っています。
先月の運用報告で「年末までそれらの銘柄が騰がらないでいてくれることをひたすら祈っています」と述べましたが、まさかこんなに安値で購入できるとは!
これも本当にラッキーでした。

年間成績は+25.0%となりました。
昨年末のポートフォリオを見てみましょう。

<2017年12月末ポートフォリオ>

銘柄 株数 購入単価 現在値 評価額 損益率
MKシステム 400 646 1,157 462,200 79%
GMOペパボ 100 3,345 3,180 318,000 -5%
ピクスタ 300 1,424 1,413 423,900 -1%
リンクバル 600 252 466 279,600 85%
現金 81,305  
合計 1,565,405

※2018年に株式分割のあったMKシステム、リンクバルは分割後の株数、株価に修正しています。
なんと、保有比率トップは過年度決算の下方修正という見たことない大失態をやらかしたエムケイシステムだったんです。
そんな中、良くこんな成績を残せたと思います。
今年の好成績のほとんどはリンクバルによるところが大きいです。

2018年に保有していた銘柄の年間株価騰落率
17年末 18年末 騰落率 備考
リンクバル 466 1281 +175%
ピクスタ 1413 1753 +24%
GMOペパボ 3180 3870 +22% 2月に3360円で売却
富士山MS 1229 630 -49% 11月に861円で売却
MKシステム 1157 429 -63%

リンクバルは年間で2.7倍というパフォーマンスをたたき出しました。
天井では3.7倍まで行き、ほぼ天井付近で600株中400株を売却することができました。

ピクスタも地味に+24%と貢献してくれました。
先行投資からの出口が見え始めたのが好感されてじわじわと上げてきましたね。

GMOペパボも+22%と好パフォーマンスでしたが2月に売却してしまっています。
これに関しては中短期では有望だが長期ではそこまででないという見解は今も同じで、投資判断としては誤っていなかったと思います。

しかし、ペパボの売却資金で富士山マガジンサービスを購入したのは、今年唯一のミスだったと思います。
富士山マガジンサービスについては既に成長に陰りが見えており、グリッチだと思って投資しましたが、再成長することはなく、成長鈍化がさらに進みました。
教訓として、「再成長できると考える妥当なストーリーがない限り、グリッチで投資してはならない」という考えに至りました。
クックビズもグリッチ局面での新規投資ですが、IR照会の内容から再成長できる可能性は高いと判断してから投資に踏み切っています。

エムケイシステムの過年度決算下方修正は交通事故ですね。
特に反省はしてません。
社労夢事業の成長戦略は、ライバルの攻勢により投資当初よりは弱くなったものの、未だに機能していると思うので、今後の期待値は高いと思っています。

ジャスダックが-22.0%だったので、+47.0%のアウトパフォームですね。
いやーできすぎですね。
「どうだ、俺の銘柄選択力は!」などと言うつもりはありません。
集中投資がもたらすバラつきに過ぎません。
かつて私はこんなことを述べています。

人間は物事が上手くいくと自分の手柄だと思い、上手く行かないと運や環境のせいにしたがるものです。

息子のポートフォリオはわずか4銘柄で構成されているので、これだけ集中投資していればパフォーマンスにばらつきが出るのは当然です。
先月下げ相場で全銘柄が上げたなら、上げ相場で全銘柄が下がるということもそのうち絶対起こるはずです。
コインを投げ続けたら表が10回連続で出ることもあるというのと同じことです。

しかし、コインを数千回、数万回と投げたら、表と裏がだいたい半々になるのは感覚的にわかるでしょう。
これを「平均への回帰」と言います。

株式投資も同じで、市場を上回ったり下回ったりしながら、長期的にはその投資手法が持つ期待値に収束していきます

したがって、投資家は期待値が高いであろうという投資手法を淡々と繰り返すしかないのです。

※参考記事:2018.4.1 ポートフォリオ運用報告(2018年3月末)

自分の投資方針の期待リターンは市場よりも高いだろうとは思っていますが(個別銘柄に投資している人は全員そう思っている)、それでもせいぜい年率+5%くらいだと思っています。
したがって、長期的には市場を上回るリターンを残せるだろうと思いますが、年間で+47.0%のアウトパフォームというのはもう完全に偶然で、期待リターンが高かったからではなく、結果のバラつきに過ぎません
今年はたまたま表が10回連続で出たんです。
そのうち裏が続く時期もくるでしょう。
昨年は10%アンダーパフォームしましたしね。
だから、このパフォーマンスに楽観することなく、自分の投資方針にしたがって淡々と投資を継続するだけです。

今後の投資方針については、私は基本フルインベストメントを貫きます。
現金が16%ありますが、これは指値が約定しなかっただけで、既に買う銘柄は決めてあります。
個人投資家の皆さんは「どこまで下げるのか」と不安がっていると思いますが、私はそんなに悲観していませんよ。
いや、上がると言っているわけではありません。
ただ目の前に割安な株があれば買うだけです。
だって、アートSHDとかクックビズとか、ピクスタも安すぎるでしょ。なにこれ、って感じです。
半年後、1年後くらいにポートフォリオが半値になるシナリオだって十分にありえますが、5年後を見据えれば期待値は確実にプラスです。

私としても、もちろん相場や景気の予測をしたいが、それが不可能なので、バフェットと同じで儲かる会社を探すことで満足しているのである。
(中略)
もちろん相場全体が高すぎるケースはあるにはあるが、それを心配してもそう役には立たない。選んだたった1つの銘柄が高すぎないかとか、あなたの投資基準に合わないのではないかというようなことで、十分代替できるポイントなのだ。
(中略)
買いに入る最良のシグナルは、気に入った会社を見つけることがすべてである。良いと思ったら、株を買うのに早すぎるとか遅すぎるなどは関係ない。

ピーター・リンチ「ピーター・リンチの株で勝つ」p102

つまるところ、長期投資のコツはこれだけです。
気に入った会社があれば買う。
そんな感じで2019年も攻めの姿勢で行きます。

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