ポートフォリオ運用報告（2023年4月末）

１．運用結果

２．長男のポートフォリオ

３．売買・配当履歴

売却

なし

購入

なし

配当

なし

４．父のコメント

長男のポートフォリオは年次でマイナスになってしまいました。
パフォーマンスが振るわないと、ポートフォリオをいじりたくなってしまうのが人間の性です。
しかしながら、長期投資において頻繁に銘柄に入れ替えるのは期待値を下げる要因となります（そもそも銘柄を頻繁に入れ替えたら長期投資にはならない）。

長期投資では企業の利益に主眼をおいて銘柄選択を行います。
利益が伸びそうな企業を割安～フェアバリューで買い、利益が伸び続ける限り保有する。
市場の評価（PER）はノイズに過ぎず、主に企業の利益の増加によってキャピタルゲインを得ることを期待します。

4月はワンキャリアが-22％とポートフォリオの足を引っ張った一方で、ギークスは+12％と堅調でした。
したがって、3月末の時点でワンキャリアを売って、ギークスに乗り換えていれば、4月のパフォーマンスはもっと良かったでしょう。
これをもって、「ワンキャリアを売却してギークスに乗り換えるべきだった」という反省は是か非か？

両銘柄とも4月に決算発表やファンダメンタルズに大きく影響するような発表があったわけではありません。
株式の「価値」が変化したわけではなく、単に市場の評価が変化しただけです。
市場の評価はノイズに過ぎません。
したがって、このブログで実践している運用手法においては「ワンキャリアを売却してギークスに乗り換えるべきだった」という判断は非です。
いずれの企業も利益を伸ばし続けているので、継続保有で問題ありません。

よく「株式投資は人気投票」というフレーズを耳にしますが、これは市場の評価（PER）に主眼を置いた投資手法で、短～中期投資、あるいは「投機」と表現すべき手法です。
個人投資家の間ではむしろこちらの考えの方が支配的でしょう。
これはこれで「あり」だと思います。
市場の評価（PER）がどういうときに上昇するのか？下落するのか？に着目し、明確なルール作りをすれば、再現性のある運用は可能でしょう。

やってはいけないのは、両方の手法を混同してしまうことです。
投資のつもりで株式を買ったのに、単に株価が下がったから損切りする。
これは期待値を下げる行動です。

ポートフォリオをいじりたくなったら、
自分がやっているのは投資なのか？投機なのか？
あらためて自分に問いましょう。
投機がしたいならそう割り切って、自分の運用手法を見直すべきです。

５．次男のポートフォリオ

今月の取引はなし。

6．三男のポートフォリオ

今月の取引はなし。