昨日、クックビズ(6558)の2019年11月期第1四半期決算がありました。
人材・広告への先行投資により赤字となりましたが、季節性要因により最も弱い四半期であり、売上高は前年比でしっかり伸びているので、順調です。
決算の概要
2019年11月期第1四半期
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年1Q(百万円) | 622 | -20 |
2018年1Q(百万円) | 518 | 7 |
前年比 | +21% | -48% |
業績予想に対する進捗率
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年1Q(百万円) | 622 | -20 |
業績予想(百万円) | 3,064 | 205 |
進捗率 | 20% | ー |
売上は2割増、経常利益は赤転です。
赤字は前期から積極的に人材採用を増やしているのが理由です。
飲食業界では11月頃に年末の繁忙期に向けた採用が増えるため、クックビズの1Q(12~2月)はその反動で採用が少ない時期となります。
よって年間では最も弱い四半期となるため、赤字は全く問題ないでしょう。
業績予想に対する売上の進捗率は20%です。
前年1Qの通期予想に対する進捗率も20%なので、こんなもんでしょう。
採用した人材がうまく売上に貢献できるかどうかが、今後の注目ポイントです。
特に稼ぎ時となる2Q、4Qでどれだけ稼げるかが大事ですね。
事業別実績
人材紹介事業
売上 | 営業利益 | |
---|---|---|
2019年1Q | 379 | 28 |
2018年1Q | 336 | 31 |
前年比 | +13% | -9% |
2019年予想 | 2,007 | 434 |
進捗率 | 19% | 7% |
求人広告事業
売上 | 営業利益 | |
---|---|---|
2019年1Q | 237 | 13 |
2018年1Q | 179 | 29 |
前年比 | +32% | -54% |
2019年予想 | 1,027 | 32 |
進捗率 | 23% | 43% |
事業別に見ると、求人広告事業が前年比+32%と好調です。
一方で、人材紹介事業は+13%と、やや弱いです。
このへんもまあ、弱い四半期なので、こんなもんだろ、といった感じで、特筆すべきことはないですね。
勝負は2Qと4Qです。
投資判断
株価は決算への期待からか、2000円台を超えてきました。
昨日の終値は2050、予想PERは36.4倍。
まあフェアバリューですかね。
やや上昇が早すぎる気がしますね。
決算の数字に期待して買うなら1Qではなくて、2Qです。
しかしまあ、いくら何でも来週がっかり下げはないと思います。
だって、季節的な偏りがあることは有報や決算説明資料に書いてありますからね。
株主なら知ってて当たり前の話です。