はじめににこのブログの開始の経緯を書いていますので、未読の方はご覧ください。
1.運用結果
2.ポートフォリオ
3.売買履歴
売却
購入
4.父のコメント
12月は、米トランプ新大統領が掲げる大規模な財政支出政策が世界経済に更なる好景気をもたらすという期待による「トランプラリー」で日経平均は+10.0%と堅調だった一方、内需系の小型株は出遅れたため、小型株中心の息子のポートフォリオは+8.1%と日経平均に劣後しました。
今月はポートフォリオを大幅に入れ替えました。
まず、一蔵(6186)とDVx(3079)を売却しました。この2つは「成長株」というよりは「バリュー株」であり、ブログのコンセプトに合わないため、まだまだ割安だとは思いますが、もう少しわかりやすい銘柄と入れ替えることにしました。
そして、2017年のジュニアNISA枠でGMOペパボ(3633)、ピクスタ(3416)、リンクバル(6046)を購入しました。いずれも今後の成長が期待される有望株です(ジュニアNISAについてはこちらを参照)。
現金が少し残っていますが、これはもう1つ購入する銘柄をどれにするか迷っているためです。もう少し調査した上で判断したいと思います。
さて、2016年は変動の激しい相場でした。
年初から日経平均は5営業日連続で下落するという異例の展開で、2月12日には2015年末の19033から-21.9%の14865まで下落しました。原油の過剰供給による価格下落で、産油国が資産を売却しているためと報じられていました。
また、6月24日にはイギリスが国民投票でEU離脱を決め、市場がEU圏の景気後退を懸念したため、日経平均はたった1日で1000円以上暴落し、再度15000円を割りました。
その後も15000~17000円を行ったり来たりする冴えない動きでしたが、11月9日に米大統領選でトランプ氏が当選すると、日経平均はまた1日で1000円近く暴落しました。
と思いきや、その後は新大統領の政策への期待感から意外にも堅調な動きを見せ、終わってみれば、日経平均は年間ベースでは5年連続の上昇となりました。
2012年末に始まったアベノミクス相場は、2015年6月の高値20952円を境に下落トレンドに入ったように見えましたが、かろうじて踏みとどまっています。
さて、前回の運用報告でも「全体相場の動きなど気にするな」という趣旨のことを書いたにもかかわらず、なぜこうして相場を振り返っているのかというと、「全体相場の動きに関係なく、割安で優良な資産に投資しさえしていれば、長期的(10年超)には報われる」ということを知ってほしいからです。
投資のリターンの源泉は外部からのお金の流入(②の矢印)であり、全体相場につられた値動き(市場の需給に起因する値動き、①の矢印)は無視しても、長期的には十分な利益をあげられます(参考記事:投資は原理的に儲かる仕組み)。
もちろん相場全体が高すぎるケースはあるにはあるが、それを心配してもそう役には立たない。選んだたった1つの銘柄が高すぎないかとか、あなたの投資基準に合わないのではないかというようなことで、十分代替できるポイントなのだ。
2017年も、全体相場の動きにつられて右往左往することなく、自ら決めた投資方針に従って、淡々と投資を継続します。