保有銘柄数は6~7、各15%程度保有がちょうどいい

ポートフォリオは何銘柄で構成すべきか?という問題についての私の意見を記します。
私は、1銘柄当たりのポジションが15%程度で6~7銘柄保有するのが理想的だと考えています。

分散のメリット:偶然に左右されにくい

分散投資のメリットを一言でいうと、分散すればするほど偶然に左右されにくく実力どおりの結果が出やすいということになります。
これはかつてこのブログでも紹介した「大数の法則」というメカニズムによるものです。
※参考記事:2016.11.19 期待値を常に意識する

上記の記事から持ってきたグラフを示します。

確率分布図④:期待リターン+50%の賭けに、1000円を1000回、合計100万円を賭けた場合の結果

期待リターン+50%の賭けに、1000円ずつ1000回、合計100万円を賭けた場合、結果は期待値である150万円に限りなく近づきます。
資金を分散すればするほど結果は期待値に近付くのです。

これを株式投資に置き換えて考えてみましょう。
例えば100万円でポートフォリオを組むときに、2銘柄に50万円ずつ投資したポートフォリオAと20銘柄に5万円ずつ投資したポートフォリオBを考えてみます。

ポートフォリオAは上にも下にもリターンのブレが大きく、ポートフォリオBは安定したパフォーマンスになるだろうことが想像できます。

もし銘柄1が予想を上回る成長をし、テンバガーになったとします。
ポートフォリオAでは銘柄1だけで450万円のプラスになり、ポートフォリオ全体に対する影響は絶大です。
ポートフォリオBでは銘柄1の寄与は45万円のプラスとなり、テンバガーを引き当てたわりには大した影響がありません。

しかし、もし銘柄1が粉飾決算で上場廃止となり、紙屑になったとします。
ポートフォリオAでは50万円を失うことになり、大打撃です。
一方、ポートフォリオBで失うのはたったの5万円で、他の銘柄で十分カバーできそうです。

つまり、分散投資をすれば、全体のリターンに対する1銘柄当たりの影響が減るのでパフォーマンスが安定し、よりその人の実力を反映した結果になる、というメリットがあります。

分散のデメリット:注意散漫になる

分散することにはメリットばかりではありません。
銘柄数を増やすと注意散漫になるというデメリットが生じてきます。

株を買うということは子供を養うのと同じである。世話を見ることができなくなるほど持ってはいけない。職業としない限りは、8~12社以上を十分に調査していくことは難しい。ポートフォリオには5銘柄を超えて保有してはならない。

ピーター・リンチ「ピーター・リンチの株式投資の法則」

分散の度合いが高ければ高いほど、それぞれの判断に費やされる時間は少なくなる。
(中略)
どちらが簡単だろうか?
2倍になる銘柄を1個見つける。
2倍になる銘柄を20個見つける。

マーク・ティアー「バフェットとソロス 勝利の投資学」

1銘柄にかける必要のある調査時間は投資手法によって異なりますが、ファンダメンタル分析に基づいて投資判断を下すにはそれなりの時間が必要です。
ポートフォリオ内の銘柄数を増やすほど、1銘柄の調査にかける時間は減り、銘柄選択の精度は落ちていきます。
したがって、その人のキャパシティにもよりますが、銘柄数は一定以下に抑える必要がありそうです。

ちょうどいいバランスは15%ずつ、6~7銘柄保有

以上のメリット、デメリットを踏まえると、ポートフォリオの構成銘柄数は6~7銘柄が理想的だと思います。
6~7銘柄だと1銘柄当たりの比重は15%程度になり、失敗したときの打撃と成功したときの寄与のバランスが良いと思います。

これより保有数を増やす場合もありますが、注意散漫になることを防ぐため、1銘柄あたり最低でもポートフォリオ全体の10%は投資するようにしています。
10%程度も投資できないほど自信がないのであれば、そもそも投資するべきではないという考えです。

また相場全体が割高で投資対象があまり見つからない場合や、本業が忙しくて投資に時間が割けないような場合は、銘柄数をもっと少なくしても良いと思いますが、それでも1銘柄当たりの上限は30%程度にした方が良いと思います。
それ以上になると失敗したときに致命傷を負う可能性があるからです。
どれだけ自信のある銘柄でも、例えば社長が交通事故で死ぬとか、本社がテロで爆破されるとか、思いがけないことで価値が暴落する可能性はゼロではありません。
東日本大震災以前は東京電力は最も安全な株の1つと思われていたんですからね。

まとめ

保有銘柄数に関する私の方針は以下のとおりです。

  • 1銘柄あたり15%程度、6~7銘柄保有が理想
  • 1銘柄あたりの保有比率の下限は10%
  • 1銘柄あたりの保有比率の上限は30%

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